J2降格と引退
サポサポ その後、J2に降格して新たなキーパーが加入し、そのたびにポジションを争うことになりました。
甲府は比較的キーパーが固定されることが少ないチームだと思いますが、キーパーが変わることによって、戦術などが変わることはあるのでしょうか。
それともキーパーが合わせていく形になるんでしょうか。
阿部さん どうでしょうね、それほど大きく影響するということはあまりない無いのではないかと思います。
あ、もちろんノイヤーとか来たら別ですが。
サポサポ 別格の人以外は一人でそこまで大きくは変わらないってことですね。
2009年の湘南戦、最後の最後にクリアミスがあって昇格を逃してしまいました。あれが最後の試合でしたよね。
色々あったとは思うんですが、他の人から言われたりしたことってありました?
阿部さん どうでしょう、言われていたのかもしれないですが・・・あまり気にしないんで。
サポサポ 確かに、シーズンでの結果なのであのプレーだけがって話じゃないですよね。
阿部さん そうですね、それにそれも人生って受け入れているというか。
サポサポ そこで引退を決意したというのは何か区切りとしてあったんでしょうか。
阿部さん もともと30歳には引退しようと思っていたんです。
自分がサッカーをやっていく上での拠り所として、厳しい試合ほど活躍するというものがあったんです。。
そういった中で、あの試合で結果を出すことができなかったことが、なんかこう・・・もう無いんだなって思って。
引退を実際に言ったときは、みんなに驚かれましたけどね。
サポサポ ええ、驚きました。まだ若かったですし。
阿部さん ただ、自分の中ではパンと切り替わったんで。
サポサポ あの当時で何歳でしたか。
阿部さん 29歳ですね。
サポサポ そう考えると、もともと思い描いていたタイミングには近かったんですね。
阿部さん ただ甲府からクビと言われた時も現役は続けることができたんですよ。他から声はかかっていたんで。
しかも実はコンディション的なすごい良くて。
あの時期、体と頭の調和がすごく取れてきて動けていたんですよ。
すごく調子いいなというのはあったんですが、一方で試合に出続けていないときついなとは思っていて。
サポサポ そういう葛藤はあったんですね。
阿部さん ただ、大木さんと安間さんを見ていたら指導者の世界へ行ってみたいなという思いも強くなってて。
めちゃくちゃサッカーを楽しそうでやっているし、もともと自分で指導者もやりたいと思っていたし。
早くあっちの世界へ行きたいなって。それでそんなに未練もなく引退できました。
大木さんと安間さんに会ったことで時期が早まったというのはありますよね。
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