指導方針
サポサポ
そのうち、そんなコーチの話が来るかもしれないですよ。最近は子供向けのスクールやクラブも多いですし。
桜井さん
そうですねぇ・・・でも指導対象の年齢が下がるほど難しくなりそうです。
でも、もしそんな機会があったら、まずは楽しさを知ってもらいたいなと思いますね。
キーパー志望でも色々なポジションをやってもらったりして。
桜井さん
続かないですよね。
俺なんか小学校のころからずっとスパルタだったんで。よく続いたなと思いますよ(笑)
桜井さん
入ったときは優しい遊びの先生だったんですけど、1年で先生が代わってものすごいスパルタになりました。
中学校はもうハンパなかったですね。県内で1番厳しいところでした。
サポサポ
そういう指導者の方は、サッカーをそれなりにやられている方なんでしょうか。
桜井さん
ええ、その人はプレイヤーとしても実はすごい人だったんですよ。
怪我があってプロにはなっていないんですが、その年代の人達が口を揃えて、あの人はすごかったというくらいで。
鈴木淳さんとか、大木武さんとか、柱谷さんとか、僕が教わった監督たちは、中学校の先生の話をすると「知ってる!」って。あの人は凄かったんだよって。
桜井さん
残念ながらひざが悪くなって、プロをあきらめて先生になっちゃったんですけどね。
桜井さん
代表だった人たちが口を揃えて俺なんかよりすごかったって言うくらいで。スパルタでしたけど。
高校での指導
桜井さん
とにかく走らされる、髪は伸ばしてはいけない、水は飲んではいけない。
桜井さん
ほんとに辛くなったやつは、トイレに行って手を洗う水道の水を飲んだりね。
それがバレたら余計に走らされるから俺は飲まなかったけど。
朦朧としながらプレイしてましたね。
桜井さん
勝ち続けていたり、上に行きたいっていうのがあったりで。
練習が辛い一方で、そういうところでモチベーションを保てたんですね。
今思っても、確かに辛いだけではなかったですね。ホントに辛かったですけど(笑)
ただ、それをやりきったからこそ出来たものもあったとは思うんですよね。
サポサポ
確かに子供の頃はそういう苦労が精神的にばねになることもあるかもしれないですね。
桜井さん
そう考えると、最近そういうのを忘れてきたかもしれないなぁ(笑)
サポサポ
いやいや(笑)
でもそもそも大人になると、苦労したからというのだけでモチベを保つのは難しいですよね。
桜井さん
苦労をするのが当たり前みたいになりますよね。
サポサポ
大人はただ苦労するだけでは頑張れなくなってくると(笑)