この先の話、そして長く続けていく中での課題などについて聞いていきます。
この先のゴール裏
サポサポ今後、コールリーダーも変わりながら長く続いていくことになると思います。
その中で10年20年スパンで見たときに、インチャスやゴール裏で変わってほしい部分や、変わってほしくない部分というのはありますか。
福崎氏そうですね~。
周りの人は良く「インチャスは」と言うんですが、インチャスはただそこに居た人たちが名乗った集団という感じなので、団体として何かということはないですね。
むしろそれよりはゴール全体で考えていきたいです。
そう考えたときに、ヴァンフォーレというクラブは勝ち負けに関わらず今後も続いていくわけじゃないですか。
言葉にするのが難しいというか安っぽくなってしまいそうですが、クラブに対して思い入れを持って応援をしてくれる人が増えてくれたらと思いますね。
クラブのために何をサポートできるかということを考えてくれる人です。
そういう人たちがどんどん増えていくことで、山梨県全体がそういう形になっていけば良いですよね。
サポサポ勝ち負けばかりにこだわり過ぎず、応援していこうという気持ちを持つということですね。
経験値の差
サポサポサポーターにも10年を超える人もいれば、ここ数年でなった人もいます。
そういうところでの意識の違いを感じることはありますか。
福崎氏ありますね。
J1になってから見ている人と、存続危機の前から見ている人で、意識の違いができるのは当然のことかなって思いますね。
サポサポ経験的な振り幅が違いますからね。
福崎氏そうですね。
僕らはあの時代を見ているので、今みたいにお客さんが入ってあれだけ強くなってというのを見た時点で、満足してしまう部分もあります。
実際、そういった部分を美談としてマスコミが取り上げたりもします。
でも、それよりクラブは今も上を目指していますから、またJ1に戻ってさらに戦っていけるチームを目指していかないといけないと思っています。
サポサポゴール裏から見てJ1とJ2って違いはありますか。
福崎氏まあ、やることは変わらないんでね(笑)
サポサポええ(笑)
福崎氏昨年、昇格を逃してしまったわけですけど。
普通に来年もJ2で応援をするんだろうなって思っていました。どこのディヴィジョンだから応援しないというわけではないですからね。
ただ、クラブはJ1に行って大きくなりたいと考えていて、選手たちもJ1でプレーしたいと当然思っているわけですから、ゴール裏としてもJ1を目指して戦うということになりますよね。
サポサポなるほど。あくまでもクラブの目標を応援するということですね。
大きな流れの中で、果たすべき役割を意識している事が分かります。
またどんな場であってもそれを果たすという強い覚悟も感じました。