ブリヂストンへの入社
グローバルに活躍できる人間になりたいと考えブリヂストンに入社しました。
U-16代表やエスパルス時代に色々な国のチームと試合をする機会があり、将来世界で戦えるプレイヤーになりたいと思ったのですが、残念ながらその夢は叶えられませんでした。
その思いから、今度はビジネスで世界を舞台に戦ってみたいと考えました。
入社後、第一希望の海外事業部に配属されました。
今は中近東・アフリカ・ロシア事業部ロシアユニットという部署で旧ソ連諸国向けタイヤの販売担当をしています。
具体的に担当国はアゼルバイジャン、グルジア、モルドバ、ウズベキスタン、アルメニア、トルクメニスタン、ウクライナなどです。
ビジネスにおけるコミュニケーションは英語です。
お客様の中には英語が話せない方もいるので、出張時には、英語/現地語の通訳を介して商談をしています。
業務内容は簡単に言ってしまえばタイヤを売ること。市場の特徴を把握し、色々な角度からアプローチしています。
分からないところは経験のある先輩に色々アドバイスをもらいながら、業務を進めています。
担当している地域は商売がうまい土地柄と世間一般では言われています。
商談などとても勉強になるところがあります。彼らが言っていることをただ鵜呑みにするのではなく、その背景には何があるのか、常に問題意識を持って業務に取り組むようにしています。
将来海外駐在して、活躍するのが本当に楽しみです。
就職について
プロ引退後、大学に入り直し、就職したという事について、自分がスペシャルなことをやったという気持ちはありません。人生の中で非常に大きな選択だったのは確かですが、いまはとてもいい決断だったと思っています。
18歳でプロになってからはサッカーのことだけを考えて生活していたので、どうしても視野が狭くなっていたと思います。視野を広げるという意味でもいい決断でした。
私が在籍した高校は進学校だったので、高校の友人はほぼ100%大学進学して就職しました。
そういう意味で、私もプロサッカー選手の道に進みながら、そういう別の道も見ていた気がします。
Jリーガーの第二の人生
Jリーガーにとって引退後大切なことは・・・偉そうなことを言ってしまうようですが、自分がどういう人間に成りたいかを考えることだと思います。
2000年、19歳で清水エスパルス時代に柏戦でVゴールを決めました。最高の瞬間でした。
でも、その19歳が人生のハイライトじゃあまりにも寂しいと思っています。
必死に努力して、新しい舞台であの時を超える喜びを得たいと思います。
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