今回は、ヴァンフォーレのユニフォームを無料で洗濯するという支援活動をしている「クリーニングすわん」の店長志村さんにお話を聞いてきました。
メディアの露出
サポサポこんにちは。今日はよろしくお願いします。
志村さんこちらこそ、よろしくお願いします。
サポサポ『クリーニングすわん』といえば、もう甲府サポータにとってはすっかりおなじみです。
昇格したときにテレビ出演されたのを見ましたよ。
志村さんいやいや、お恥ずかしい(笑)
サポサポあのときの反響ってどうでしたか?
志村さん私としては大したことはしてないと思っていたんですが、世間やJリーグ的にはかなり珍しいことだったようで『変わったことをやっている』と注目されましたね。
サポサポ確かに他のクラブではあまりなさそうですね。
志村さんそうですね、そういう試み自体を思いつきもしなかったみたいですよ。
愛媛や徳島の新聞記者が取材をしに来たことがあるですけど「記事にしたら、地元でもそういうスポンサーが出てこないかな」なんて言ってました。
サポサポクリーニング屋でサポーターという人は他にもいるかもしれませんが、そういった支援をクラブ側が受け入れてくれるとは限らないので、なかなか申し出にくいですよね。
志村さんそうですね。うちが始めた頃はちょうど良い時期でクラブ的にもくるものは拒まず的な状況でしたからね。
サポサポ立て直すためなら何でも使うと。
志村さんそういう感じでしたね~。
始まった経緯
サポサポきっかけを教えていただきたいんですが、この試み自体はどちらからの申し出なんでしょうか?
志村さんうちからですね。うちはYBSグループの広告代理店に宣伝をお願いしているんですけれども、その営業さんがある日「最近ヴァンフォーレが傾いちゃって」なんて話をしてきましてね。
それだったらうちでユニフォームの洗濯くらいしてやるから社長に言っておいて、なんて軽い気持ちで言ったらトントンと話が進んじゃって。
サポサポそれがいつ頃でしょうか?
志村さん2001年の頃ですね。存続条件としてクラサポ数や平均観客動員の目標値が設定された年ですよ。
サポサポその時期なら無料だったらぜひって言われますよね(笑)
志村さん実は無料以外にもクラブが導入した理由があるんですよ。それまでユニフォームは各選手が管理してたんです。
サポサポ自分で洗ってたんですか。
志村さんええ。
そしたら試合の日にユニフォームを忘れてくる選手がいたらしいんですよ。
サポサポえ?
志村さんひどいでしょ?(笑)
忘れてきて他の選手にユニフォームを借りたとか言うんですよ。プロとしてどうかと思うんですけどねぇ。
サポサポ心情的にはわからないでもないですが、でも・・・(笑)
志村さんあの頃は寮もなかったですしね。どうしても個人で管理せざるを得ない状況でした。
サポサポなるほど、つまり洗濯を頼むことでユニフォームの管理もして貰えると。
志村さんそうそう、そういう事ですね。
クラブ側にしてみれば「待ってました!」って感じだと思いますよ。
サポサポ洗濯もお願いできるし、試合会場にしっかりユニフォームも届くと(笑)
いや、ホントに忘れる選手はいかがなものかと思いますけどね。
試合の道具を家に忘れてくるのはいかがなものかと思いますが、それでもやはり会場に行けばユニフォームがあるということ、洗濯を自分でしなくて良いという事は、選手にとってかなりの負担軽減になったでしょうね。
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