皆さんは試合会場の芝生が普段どのように管理されているかをご存知でしょうか。
今回は小瀬の芝管理を担当されている指定管理業者にお勤めの五味さんにお話を聞いてきました。
芝の管理
サポサポ本日はよろしくお願いします。
五味さんよろしくお願いします。
サポサポ早速ですが、芝の管理というのは実際にどういう作業をしているのかを教えてください。
五味さんそうですね、やる事といえば、芝を刈る作業や肥料をまく作業、あとは穴を開ける作業ですね。
穴を開ける作業については、目的によってそのやり方が変わります。
種をまくために浅く掘ったり、排水を良くするために深く掘ったりといったところです。
一年を通してやることは自体は、そんな感じでほとんど変わらないですね(笑)
要は気候などに合わせて、どのタイミングでそれらの作業をやるかってことです。
サポサポ状況とタイミングですか。
五味さんそうですね。状況とタイミング、後はピッチの使用頻度ですね。
サポサポそれを読み違えてしまうと結構きついですか?
五味さんそうですねぇ・・・。ただ、実際に何をするかっていう判断は「ここでこれをやってみたらいいんじゃないかな」位でやってますけどね(笑)
サポサポそれはやっぱり経験から分かることなんですかね。
五味さんどうでしょう(笑)
ただ、あんまり難しく考えても結果として変わらないですよ。人間が暑いときは芝も暑い、そんな気持ちでやっています。
サポサポ人間がバテるときは芝もバテてると。
五味さんええ。そのくらいの感覚が良いんですよ。
人間が水を飲みたいときは、芝も水を欲しがっているから水を撒くとかね。あんまり理論的なことだけを言っても仕方がないのですから。基本は自然のままに。
サポサポ芝の補修も大切な作業だと思いますが、どういうときにダメージが大きいんでしょうか。
五味さんそうですねぇ・・・試合直前の急な雨があると結構痛みますね。
サポサポ削れ易くなってしまう?
五味さんそうですね。
サポサポその芝生が削れてしまったところは、具体的にどう補修をするんでしょうか?
五味さん例えば、こういうスパイクの跡の場合なんかですと、目砂と呼ばれる砂を入れるんですよ。
芝の下に床砂とよばれる30cmくらいの砂の層があるんですが、目砂はそれと同じものです。
こうやって砂を入れてフラットにしておけば、芝が伸びて自然に埋まっていきます。
サポサポなるほど。自然の成長に任せるんですね。
五味さんそうなりますね。
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