アピール活動の難しさ、人材確保の難しさなど多くの問題はあるようです。
また、彼らもまた会場にいるスタッフのため本業以外の要求をされることもあるようです。
そんなエピソードを聞いていきましょう。
配置
サポサポ試合中はどの辺りにいらっしゃるんですか?
Aさん(配置図を取り出し)これが9日の配置なんですが、例えばバックスタンドなら旗の手前辺りですね。
こっち(ゴール裏)だとちょうど中央の後ろにある通路の辺りですね。
で、メインスタンドが問題で(SSとSが隔離されてしまっているので)、今どのように配置するのかを検討しています。

去年よりスタッフの人数を減らしたんですよ。
スタッフ自体が減っているというかほぼ来るメンバーが固定されてきているので。
去年はメインとバックにはふたりずつ居て、両脇に配置することが出来たんですけどね。
スタンドで待機することが仕事です
サポサポやはりJ1の頃の方が希望者も多かったんですか?
Aさんそうですね、やはり昇格当初は誰も彼もがやりたいって言ってくれたんですけど、最近は試合によっては人数を確保するのも困難な時がありますね。
結局、お客さんとして普通に見るほうがいいって(笑)
サポサポなるほど。
Aさんお客さんも減るのではという話もあるのでそこまで人数が必要かはわかりませんが、どうしても各場所に一人ずつは必要になりますからね。
最低限必要の人数は確保できるようにしないといけませんね。
2008年開幕戦での配置
医療スタッフ?
サポサポちなみにAEDボランティアが配備されてから実際に出番はあったんでしょうか?
Aさん幸いなことに昨年、一昨年の活動中にAEDを必要とする場面はありませんでした。
もちろん、私達も心停止のみを対応して他を無視するという事はありませんので、小さな怪我やちょっと具合が悪くなったなどという方への対応もしました。
サポサポなるほど。
Aさん例えば昨年は救急車を2,3回呼ぶようなことがありました。
以前であれば、救急車を呼ぶ場合も、一回救護室まで運んで容態を確認しなければならなかったんですが、今は私達がその場で容態を確認してそのまま救急車を呼ぶということが出来ます。
サポサポ医療的なフォローが出来る人が現場にいる、そんな感じでしょうか?。
Aさんええ、ただ常に医者がいるとは限りません。
先ほども言いましたが、AEDボランティアは医師や看護師だけではなく、救急隊員や日本赤十字の指導員の方もいらっしゃいます。
彼らは心肺蘇生措置についてはプロフェッショナルですが、他の医療全般が出来るかというとそういうわけではありません。
ですから、小瀬に行けばスタンドにもなんでも対応できる医療スタッフがいる、という認識は持たないで欲しいです。
まあ、それでも確率的には半分くらいが医師や看護婦ですので多少は安心かもしれませんね。
サポサポそれだけでもだいぶ違いますからね。
Aさんその場での対処の可否は別にして、AEDボランティアは会場にいる医師や看護師とトランシーバでやりとりが出来るので、何かあった場合にはすぐにお知らせいただけるとありがたいです。
そうすれば、救護室に運ばれるとしても、事前にそれなりの情報が医師に伝わりますので適切な対応が早く出来ますし。
そう考えれば、救護体勢としてはJ1昇格前よりは格段に良くなっていると思いますね。
また、こういう体制をボランティアが支えているのがいかにもヴァンフォーレらしいと思うんですよ。
サポサポ確かに(笑)
Aさん逆にお金があるビッグクラブでもこういう体制を取っているところって無いんですよ。
人の善意がクラブを支えて、お金があるクラブ以上のサービスを実現しているということは素晴らしい事だと思います。
サポサポ確かに簡単に集められるスタッフではないですしね。
Aさんそうですね。普通のクラブでやろうとすれば「まず、そのためのスタッフを何人か雇って、AEDを購入して・・・」という話になってしまうと思うんですよ。
そこで「それなら私達が出来るのでやりますよ」って私達から進言できる。
こういうサポートができるという土壌こそがヴァンフォーレだと思いますね。
体験談
サポサポ実際にやってみて何か感じたことはありますか?
Bさんまだ傷病者にはあたったことがないんですけど、試合中どんどん白熱してくると、お客さん自体が壁になってしまって中が見えなくなってしまうんですよね。
もしこの中で誰か倒れたとしたら、どうやって対応すればいいんだろうって思ったことがあります。
サポサポああ、確かにゴール裏なんかは全員立ってますし密度も高いですからね。
ちゃんと道をあけてくれればいいんですが。
Bさんあとは、救護と書かれたビブスを着ていても、アウェイのお客さんに観光案内的や場内の案内を聞かれて困ったり(笑)
サポサポ普通の運営スタッフのような扱いを受けてしまうんですね。
Bさんもちろん、それも出来る範囲では対応しています。
Aさん私達もボランティアスタッフの一員ですから、出来る限り対応はしようと思ってます。
ただ、指定席の位置とかは分からないよね(笑)
Bさんそうですよね(笑)
Aさんまあ、そこは申し訳ないですが案内が可能なスタッフの所へ連れて行くくらいしか出来ないですね。
なんだお前、スタッフなのに分からないのかよ、みたいな顔をされることもありますけど(笑)
サポサポそれは仕方ないですよね。
Bさん私も初めて行った時にトイレの場所を聞かれたんですが、答えることが出来ず苦情を言われました。
サポサポなんとなく、お客さん以外なら知っていて当然みたいに思われるのかもしれないですね。
実はむしろ、お客さんのほうが詳しかったりするんですけど。
Cさんでも、席が分からないのはメインスタンドだけなんですよね。
ゴール裏は指定が無いですし、バックスタンドは見渡しが良いので、大体分かるらしいです。
メインスタンドで聞かれた時は指をさして、あの辺りにいるスタッフに聞いてくださいって言ってます。
Aさんちゃんとゲートごとに案内できる人はいるからね。
Cさん大体迷う人って、自分で何とかしようとする人なんですよね。
スタンドまで入ってしまってから分からなくなってるんです。
最初から聞いた方が逆に迷わないはずなのに。
サポサポなるほど。
Aさんそういえば、まだこの制度が始まったばかりの頃、座って待機していたら運営スタッフのリーダーさんらしき人に「何を座ってるんだ、ちゃんと持ち場で立っていろ」って言われた事があります(笑)
最初はビブスの区別が無かったんですよ。
サポサポ傍目に区別が出来ないんですね。
Aさん今ではちゃんと専用のビブスになって、AEDボランティアがいる事も周知されたので、そんなことは無いですけどね。
最初の頃だけでしたね。ちなみにその年は途中から区別のために蛍光色のウィンドブレーカーが支給されたんですよ。
Bさん夏もそれ着てたんで暑くて仕方なかったです。
サポサポそれはきつい・・・。
Aさん専用のビブスは昨年からは用意されたんです。
サポサポクラブも何を用意するべきか考えが及んでなかったんですね。
ただ、そういう経験が積み重なって力になっていくんだと思いますけどね。
人が倒れた時はこのビブスの人を呼んでください
通常のボランティアとは活動が違いますから、案内などは聞かれても困りますよね。
長くやっていれば答えられるようになるのかもしれませんが。
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