皆さんは救護とかかれたビブスをつけたスタッフを会場で見かけたことがあるでしょうか?
今回はAEDボランティアの方に救護からAEDまで、広くお話を伺ってきました。
きっかけ
サポサポまずは、この活動をはじめた理由を教えていただけますか?
Aさん始めた理由はいくつかあるんです。
ひとつは、私達がヴァンフォーレをサポートしたいと思っていたこと。
パン屋さんがパンを提供して、洗濯屋さんがユニフォームを洗濯してくれる。
それに照らし合わせて、我々にできることは何かなって考えると、やはり医療面でのサポートだな、という所にたどり着きました。
つまり、ヴァンフォーレのサポーターとして支援活動が出来るからということですね。
サポサポそれぞれが出来る事をするというのがサポートの基本ですね。
Aさんあとは医療従事者として、AEDによる救助をもっと一般の方に広く知って貰いたかったからという事があります。
そういったプロパガンダの場として、いつも人が集まる小瀬を使わせて貰えたらな、という思いがありました。
互いの利が一致した、そう考えることも出来ますね。
サポサポなるほど。AEDのアピール活動ですか。
Aさんもちろんこれらの理由の根底には、人の命を救いたいという想いがあります。
山梨で定期的にあれだけの人が集まるイベントってそうそうないじゃないですか。
人が多ければ万が一のことが起こる可能性が高くなりますから、そういう時に対応できるようにしたかったんです。
サポサポ時期としてはいつから始めたんでしょうか。
AさんJ1の1年目からですね。
やはりJ1になると同時に観客の人数がとても増えました。
その先も増えていくだろうという予想の元、こういったものの配備も必要なんじゃないかという話が出まして。
実際に観客は増えていきましたしね。
サポサポAED、最近は人が集まるところによく配備されるようになりましたね。
Aさんこの年、ちょうど愛知万博があったんですね。
あの会場にはかなりの数のAEDが配備されました。そして実際に人命救助に使われたんです。
それで大分、知名度は上がりましたね。
人が集まるイベントや場所ではAEDが必要だと。
サポサポ山梨であればそれがヴァンフォーレの試合、という事なんですね。
Aさんあと、ジェフ(J1:JEFユナイテッド市原千葉)のホームスタジアムがフクダ電子アリーナになった際にAEDが11台配置され、世界一安全なスタジアムと宣伝しているのを目にしました。
※ フクダ電子は医療機器を取り扱うメーカーでAEDも販売しています
サポサポええ、やっていましたね。
Aさんあれもまた、そういう認識が上がった結果だと思います。
ただ、機器があれば十分というものではないということも感じました。
本来、AEDによる救命措置は一般人でも行うことが出来るものですが、まだその方法が十分に啓蒙されていない我が国においては、使える人間も同時に配備されていた方が良いのではないかと考えたわけです。
今でも、フクアリよりも安全なスタジアムにしたい、そう思ってやっています。
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