ヴァンフォーレ甲府入れ込み実況中継がもたらした意外な影響とは。
どこまでも広がる
萩原さんネットなどで評判というか話題として広がったじゃないですか。
サポサポそうですね。
萩原さんそうしたらですね、ついにその評判がJリーグまで届いてしまいまして。
Jリーグからいったいどんな放送をやっているんだ、なんて問い合わせが来まして。
サポサポ協会からですか!?
萩原さんええ(笑)
実際、その録音を渡したんですよ。
そしたら、この放送を全チームがやってくれれば、(地域密着を目指す)Jリーグとしては大成功だと言われましてね。

他の地域もやるべきだなんて言ってくれたみたいです。スタッフも今のやり方は正解だったんだって喜びましたよ。
サポサポなるほど、確かに地域密着という面で評価されるのは大きいですね。
萩原さんそうですね、海外の小さな小さな放送局、そんなところを意識してましたしね。
テレビとの違い
萩原さんテレビっていうのはね、機材やスタッフが多いですよね。
サポサポそうなると、やっぱり小回りは利かないですか?
萩原さんええ、だってラジオなんか私と小松さんを入れても4,5人ですからね。
サポサポということは裏方が2,3人って事ですか!?
萩原さんそうですよ。機材も全部車のトランクに入りますしね。
サポサポそれはいいですね~。
萩原さんそうなんですよ。緊急に放送しようとするとき、認可さえおりればすぐ出来るっていうメリットがありますね。
サポサポそれで、通常であれば放送がないエリアに実況が出来るのであれば、素晴らしいことですよね。
技術革新
萩原さんそういえば、小松さんがよく中継で右とか左とか言ってるじゃないですか。
あの放送をヘッドフォンを使って聴くと、メインからバックスタンドを向いてちゃんとピッチの中央に自分がいるように聞こえるんです。
実は、FM甲府がそういう音声を最初に採用したコミュニティFMでもあるんです。
普通、コミュニティFMはだいたい1,2本のマイクで現場の音を拾っていました。
だからそれほどの臨場感は出ませんでした。でも、FM甲府は某衛星放送さんから現場の音だけ貰っていたんです。
サポサポなるほど。自前ではなく会えて機材が豊富なところから提供して貰ったわけですか。
萩原さんこの事実もJリーグが知って、これは全コミュニティFMで標準装備にしようっていう話になったんですよ。
だから、今はどこのFM局もそういう仕様になってますね。
サポサポ先駆者なんですね!
萩原さんそうなんですよ。本当に臨場感あふれる音になるので皆さんにもヘッドフォンを試して欲しいです。
選手や監督の声なんかも聞こえるんですよ。
サポサポそれにしても意外にJリーグってそういうところに熱心なんですね。
萩原さんJリーグは地域密着ということに関しては本当に真剣に取り組んでますね。
サポサポコミュニティFMもそういう試みの一環なんですね。そういえば、他のコミュニティFMが視察に来ることもあったとか?
萩原さんええ、そうなんですよ。最初は私達がやり方を知るために、FM仙台さんのところへ行ったりしてたんですが・・・。
それがいつの間にか逆になってしまいまして。
サポサポ見て真似できるものと真似できないものはありますけどね(笑)
萩原さんええ。それにやっぱりあの放送を実況中継かと聞かれると・・・ねぇ(笑)
そういう意味で、ああいう番組をやろうっていう決断は、普通の放送局にはなかなかできないと思います。
サポサポラジオに副音声があればいいんですけどね(笑)
萩原さんそうですね(笑)
サポサポそう考えるとFM甲府がテレビの副音声になったら面白いですよね。
実際、あの範囲でしか聞けないっていうのはもったいない気がします。これだけの人気がありますし。
萩原さんまあ、もったいない・・・のかもしれないですが、やっぱりコミュニティFMですからね。
サポサポせめて山梨県内全域で聞ければいいんですけどね。
萩原さん甲府CATVのアンテナで聞けますけどね。県内全域は難しいかな。
サポサポそれぞれの土地でやってくれってことですかね。
萩原さんそうですね。
サポサポ確かにこういう放送が全国各地に出来たら面白いですよね。
萩原さんでも、やっぱり放送局としては勇気が要るだろうなって思います。
サポサポそれに小松さんのような人材がいないと出来ませんしね。
萩原さん本当に小松さんのね・・・人間的魅力がなせる技ですよね。
サポサポ普通のアナウンサーが言ったらイラッとしそうなことでも、なぜかチーム愛が伝わる言葉になっちゃいますからね。
最後はこれからの展望について語っていただきます。
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