最後にこういった活動から見えるサッカークラブはどういう存在なのかを聞いていきます。
クラブの存在意義
サポサポ今では初期から来ていた石原選手や藤田選手がベテランですよね。
彼らが若手だった頃が懐かしいですか?
木村先生そうですねぇ。やっぱり、あの頃に比べたら色々変わりましたよね。
ああいう昔の状況は今の人にもっと知って欲しいなって思いますね。
もっと、クラブの成長や反省点が分かると思うんで。
サポサポそうですね。どうしても今のサッカーの成績しか印象に残らなかったりしますからね。
木村先生以前、テレビで取材を受けた時にも言ったんですが、やっぱりプロサッカークラブが自分の街にあって、その旗が通りにたなびいている事は喜ばしいことだと思うんですよ。
地方都市でももっと設備が整っているところだってあるわけじゃないですか。
都会でもなく人口が多いわけでもない山梨県にプロのクラブがあるって事自体、結構凄いことだと思うんですよ。
そういう部分は大切にしないといけないですよね。
サポサポJ1にも行きましたしね。
木村先生もちろん、サッカーの内容を問わないって事ではなく、勝てばこの上ないですけれども、こういう彼らの活動を見ていると、そこにクラブがあるっていう事自体とても意義があるんだって思います。
元々、色々と貧弱な山梨県において、ひとつ花が咲いたような感じっていうんでしょうか。
そういう部分も理解してもらえたらなぁ、って思いますね。
サポサポ確かに試合結果以外の事ってほとんど報道されませんし、地域貢献活動をしているっていっても、それがどういう活動なのか知らない人がほとんどだと思います。
木村先生選手達は試合や練習以外にも、こんなに頑張って地元の役に立ってるんだぞって、もっと広く知ってもらいたいですね。
実際、今でも試合は出来すぎといえるくらいの人数のお客さんが来ているじゃないですか。
県の人口比で考えれば80人か90人にひとりが来ている事になるわけですよね。
そんな来てくれている人たちには、こういうクラブの意義をもっと知って、誇ってもらいたいですね。
サポサポ勝負事ですから勝ち負けや成績は色々あると思いますが、そういう価値は不変ですからね。
木村先生学校周辺の地域にも青い旗がたくさん立っていますが、あれを見るたびに選手達の人柄も思い出されて、頑張って欲しいなと思えます。
それだけでも、幸せな気持ちになれますから。
・・・まあ、それで勝てば最高ですけどね(笑)
サポサポ選手達の新しい面も知ることで、理解もまた違ってきますね。
木村先生うちの学校以外でもたくさんこういう活動をしていらっしゃいますよね。
他のチームのWebサイトを見ると、この手の活動の報告って結構載ってるんですけど、ヴァンフォーレは最近になってやっとヴァンフォーレ日記に掲載されるようになったくらいです。
サポサポ確かに練習してあとは遊んでいるだけみたいに思っている人もいるかもしれません。
木村先生私の住んでいる地域でも、よく飲食店で選手を見かけるっていう話を聞いたりするんですけど、練習とその姿しか知らないのと、あの活動を知っているのでは大きく印象が違うと思いますよね。
『サッカーだけやってるくせに』とか『負けてるのに遊んでやがる』とか言われていそうで。
そういうところは、是非とも誤解を解いてあげてください。
サポサポ分かりました(笑)
木村先生もちろん、私達もヴァンフォーレの応援をしています。結果もなんだかんだ言ってすごく気にしています。
ああいう優しい選手達が、楽しくプレーできることを願っていますよ。
サポサポ今日は本当にありがとうございました。
木村先生ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
今回インタビューを受けてくださった木村先生、実はこのインタビューと同じかそれ以上の時間、私と熱くヴァンフォーレの事を語り合っていました
言葉の端々にチームが好きだという熱意や、生徒さんを大切にする気持ちが見え、こういった先生だからこそ務まるお仕事なのだろうと改めて実感しました。
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